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Thursday, May 7, 2009

外国為替市場概況】ドル、ユーロに対しほぼ横ばい

ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)6日の外国為替市場では、不安定な取引となったものの、ドルはユーロと円に対してほぼ横ばいで取引を終えた。

 この日は、堅調な株式市場や、米政府による米大手銀行のストレステスト(健全性審査)の結果に関する情報、ドイツ大手金融機関の格下げ、明るい兆しが示 された米4月のADP雇用推計などを手掛かりに、不安定な値動きとなった。7日には、市場の大きな注目を集めている欧州中央銀行(ECB)の定例理事会も 開催される。

 これらの好材料を背景に、リスク通貨のユーロが一時、一般的な資金調達通貨であるドルと円に対して上昇した。しかし、ECBの定例理事会とストレステス トの結果発表を7日に控え、トレーダーが慎重姿勢を崩さなかったことから、その後は利益確定売りが広がった。さらに、8日発表の米4月の雇用統計もリスク イベントとして意識され、主要通貨は狭い値幅にとどまった。

 「ここ最近は、相場の勢いを失わせる動きがみられると、多くの参加者が様子見姿勢に入ることが多い」とシティグループのチーフテクニカルアナリスト、トム・フィッツパトリック氏は述べた。

 ユーロは、米格付け機関スタンダード&プアーズ(S&P)がドイツの州立銀行5行を格下げしたことを受けて下落していたが、ニューヨーク市場の 午後に前日終値の1.3324ドルから1.3335ドルまで反発した。ダウ工業株30種平均が前日比101ドル63セント高の8512ドル28セントと なったことも、ユーロの支援材料となった。

 また、米4月のADP雇用推計で民間部門の就業者数の減少幅が市場予想を下回ったことから、ユーロは一時、日中高値となる1.3375ドルをつけた。この統計を受け、8日に米政府が発表する4月雇用統計の予想を修正する動きが一部でみられた。

 為替市場では、ECBが7日の定例理事会で政策金利(レポオペ最低入札金利)を0.25%引き下げ1.00%にするとの見方が大勢だ。ただ、どのような非標準的政策が発表されるかについては明らかでない。

 「(7日の)ECBの政策判断では資産の買い取りが極めて重要だ」とグローバル・フォレックス・トレーディングの為替調査部長、キャシー・リーエン氏はしたうえで、「資産買い取りは、実施される可能性も実施されない可能性もある」と述べた。

 英中銀イングランド銀行も7日に金融政策委員会(MPC)を開き、政策金利を0.50%で据え置くとともに、現在行っている資産買い取りを継続すると予想されている。